散歩は楽し  〜 金刀比羅宮 (香川県) 〜 

〜 時代を超えた壮大なるエンターテイメント 〜

明石海峡大橋を渡って  "こんぴらさん"  へお参りに行ってきました。

金刀比羅宮香川県仲多度郡琴平町象頭山中腹に鎮座する神社です。

江戸時代、伊勢神宮は庶民が参拝を一生に一度夢見た代表格の神社。
こんぴらさん”はその伊勢神宮に次いで 京都六条の東西本願寺
共に人気のあった神社仏閣でした。 



金刀比羅宮は御本宮まで785段の石段を上ったところに
あります。 そこからさらに奥社までは583段あります。



全1368段の第一歩はここから始まります。
 



石段を上がる途中にはお店が並んでいます♪



431段目  桜馬場西詰銅鳥居 

ほっこり迎えてくれているような横断幕(?)が・・・


785段目 「御本宮」境内にある神木クスノキと神楽殿

ついに「御本宮」にたどり着きました。
海抜251mにあります。




”神楽殿”は祭典の際に雅学を奏したりするところ




本宮と三穂津姫社をつなぐ40mの長さの廊下

明治11年(1878)に建てられ、祭典において祭員、舞人、
巫女など本宮に進む参拝者が通るための廊下です。


「絵馬殿」

各地から祈願のために奉納された無数の絵馬が掲げられています。
特に こんぴらさんは航海安全祈願のお宮さんなので、多くの船の
絵馬や写真がありました。




本宮を後にしてさらに石段を上ると 神々しいお宮さんが。
小さいですが、静かに佇む姿に思わず見入ってしまいました。



ところどころで梅が咲いています


1368段目 「奥社」=「厳魂(いづたま)神社)」

休み休み、ゆっくり上りきりました(^^)/
海抜421m。



讃岐平野を一望できます




神社やお寺は何百年と続くエンターテイメントの場だと感じます。
長い時間をかけて 壊したり作ったりしながら 今に続いていると
思うとその偉大さに驚きます。
 
何気に人を惹きつける お守りや温かい出迎えの言葉など
現代風にアレンジされています。 


境内の”おみくじ”

”おみくじ”にもこんな工夫が。



500段目 資生堂パーラー 「神椿」

レストランはここから地下に降りていきます。
セルフ式ですが、落ち着いた雰囲気のカフェ&レストランです。
 


”神椿パフェ”

わらび餅やあんこが入った 和風パフェ
長い階段を上り降りした疲れも吹き飛びました♪



金刀比羅宮には多くの美術品も所蔵されています。

円山応挙などの作品を常設展示している「表書院」、 
近代洋画の祖、高橋由一の27の作品が展示されている「高橋由一館」、
伊藤若冲などの作品が収められている「奥書院」などがあり、
またの機会に寄ってみたいです。


本宮の西に位置する「緑黛殿(りょくたいでん)」では 
結婚式が行われていました。 建築家鈴木了二氏の設計に
よるもので、2004年落成。

お山の自然を損なうことなく、伝統的建築技法と現代の技術を
融合させて設計された建築だそうです。

http://www.konpira.or.jp/about/map/kotohira/map.asp
こちらは金刀比羅宮のサイトです。
社殿ゾーン → 緑黛殿 → さらに緑黛殿とクリックすると
建物の外観の写真が出てきます。



観音寺市  ”銭型”

有明浜の城砂に描かれた東西122m、 南北90m、周囲345mもある
巨大な砂絵。 琴弾山頂から綺麗に見えます。

寛永10年(1633)に当時の藩主生駒高俊公を歓迎するために、
一夜にして作られたといわれ、今に続いています。
現在 年に2度手入れをしていると聞きました。 





巨大な”銭型”の近くにいくとこんな感じです。
犬や猫の足跡が・・・・

山頂から綺麗な円にみえるよう、実際は楕円に作られているそうです。





最後は 香川県の特産の”うどん”です。
車で通ると数限りない うどんの看板が目につきます。

たまたま立ち寄ったうどん店。

お店もいろいろな形があるそうで、こちらに詳しく
載っています。
http://www.my-kagawa.jp/udon/