真のリーダーってどんな人なのかな?

主婦には一見縁のない ”君主論” だけど、読みやすいと
聞いたので読んでみました。 

現代に即して書かれた部分もあり、理解しやすかったです。



成毛眞の超訳・君主論 (メディアファクトリー新書)

成毛眞の超訳・君主論 (メディアファクトリー新書)


君主論”を書いたのは500年ほど前にフィレンツェで官僚だった
ニッコロ・マキャヴェッリ

上司のピエロ・ソデリーニ大統領の失脚と共にクビになりました。

失業中、次の仕事探しのためのPRとして「君主論」を書き上げます。 
しかし再就職はかないませんでした。

不運な人生を歩んだ人なんですね。



成毛眞超訳君主論」では
国が財政破綻に陥っているこの非常時に必要なのは
憐み深く、愛されるリーダーでなく、冷酷で恐れられるリーダーである。

つまり既得権者から嫌われ者になる覚悟のあるリーダーだと
解釈しています。

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人と違う判断軸であれば、貫きとおそうとすると、必ず非難を浴びる。
嫌われ者になったとしても、じぶんの決めた道を守り抜く人。それが
今求められているリーダーである。(引用)

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君主は国を維持するためには、信義に反したり、慈悲に背いたり、人間味を
失ったり---------------(略)----------------変幻自在の心構えを持つ
必要がある・・・つまり、悪人にもならないと君主は無理、と看破した。(引用)

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このような企業と株主の関係が望ましいのかどうかは別として、これが
現実である。株主が離れてしまえば、経営も危うくなるので、経営者と
いえども株主に逆らえない。そう考えると、現代においては、株主こそが
もっとも冷酷な君主といえるのかもしれない。(引用)

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世界で起こっていることを見れば 悔しくて悲しいけれど 納得できます・・・


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欧米は、「仕事さえしてくれれば、プライベートはタッチしない」という
大人の国なのである。(引用)

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日本はリーダーの本質的なものを見ないで 周辺的なことで非難
しがちです。それは本当のリーダーシップとはどういうものなのか 
誰も理解していないからだそうで・・・国民はいとも簡単に
騙されてしまいます。


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人よりいい暮らしをしたい、人よりいい思いをしたい。そのような思いが
エネルギーになって、みな成功を目指すのである。逆説的だが、不平等や
格差の存在こそ、資本主義世界のエネルギー源なのだ。(引用)

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本質はここ。やっぱり厳しい現実は避けられません。



衆議院議員選挙も近いことだし、耳当たりのよい公約を聞くのでなく 
各党のトップや政治家たちの中で リーダーとしての資質を持った人は
誰なのかを見ていくのにいい機会かもしれません。