世界はますます轟音を立てて流れている

眼をつぶると 世界がごーっとものすごい音を立てて
変化しているのがわかります。

ここ数年特に感じます。

ぼーっとしていたら 気が付かないうちに その流れに
呑み込まれていってしまいそうです。



以前読んだある本の中の言葉が思い出されます。

本来社会は「弱肉強食」の世界である。

これは大勢の人間が生まれたその後には 大勢が
淘汰されていくという厳しい現実があるということ。

頭のいい人たちはこれを知らせないために 
「人間はみな平等」 「誰も努力すれば幸せな生活が
できるように経済成長させよう」と刷り込ませてきた。

でも実際に今 この恐ろしい現実がすさまじい速度で
進んでいる。 

日本はまだ再生の余地が残っている数少ない国だから、
手遅れにならないうちに ひとりひとりその状況を
感じ取り、自立しなければいけない。

というようなことでした。


こういう世の中の変化がわたしの頭の中で轟音となって
響いているのだと思います。


わたしのように老い逝くだけになった者も 呑気に
構えていることは 許されない時代に入ってきています。


夫も言います。
戦後何十年という状況が自然の摂理から離れていたんじゃないか。
今この厳しい現実が本来の自然の姿なんじゃないかと。


災害も経済危機も社会や家庭内の問題も それぞれ
自分なりに解決方法を考えないと 何も解決しないと
考えるようになりました。

批判や悪口を言っている暇はないということです。
かせいにしている場合ではないのです。


80歳、90歳になってもこの世に存在している限り
考え続けていかないと 強欲で獰猛で頭のよい世界中の
エリート集団に淘汰されていってしまうような気がしています。

可能な限り心身共にバランスのとれた状態にしておきたい。

最期まで考え、実行していかなければ 生きている意味は
ないんだと思うようになりました。