きつい経済活動環境と緩い住環境

アメリカの新大統領が11月8日に決まるという。

今回の大統領選挙は一国の話ではなく世界規模での
変化をもたらすらしい。

この日を境に世界はどんな風になっていくのか、
徐々にわたしたちにも見えてくることでしょう。

でもまぁ一般庶民のわたしたちが心配したところで
どうなるものでもないから 粛々と今までの暮らしを
続けていくしかないっていうところか。

夫は昨年春、都内にある小さな小さな会社に
転職しました。

トラブルなどハプニング続きの日々でも 
仕事自体は楽しいと言っています。

一方ビジネスを取り巻く環境は以前に増して
厳しくなっていると言います。

「義理人情で仕事ができるような甘い状況ではない。
今までのお付き合いをすぱっと切り捨てる必要も
ある」とのこと。

そういう状況に伴って ”仕事”全般に求められる
ものが厳しくなり、働く環境は誰にとっても
甘いものでなくなっていると思います。

それに比べたらわたしなんてお気楽に過ごしているな・・

今年は自治会の役員になり、お金儲けとは
対極のところにいます。

今まで関わりを持たなかった 活発に活動している
近所の人たちと知り合いになり、触発されています。

家に引きこもりがちな高齢者、地域交流に一歩
引いている人たちにも どんな小さなことでも
よいので、参加してもらおうと工夫しています。

朝のラジオ体操に始まって、囲碁やハイキングの
サークル、お茶会などが開催されていて、
あら、こんなに近くにこんな世界が広がっていたのね
って感じです。

近く行われる地域のイベントでは「私は手作りクッキーを
提供します」「私はクッキー入れを折り紙で作って持っていきます」 
「地元産野菜を販売する時の可愛い動物の絵が入った 
野菜用の透明袋を提供します」「当日子どものためにゲームを
指導します」・・・・と申し入れる人が出てきて 役員たちは
意外な反応にほっこりしています。

外の厳しい経済活動環境に対して 住環境は緩くないと
子育ても介護も疲弊していきます。それは直に
家族の中で仕事を持つ人にも影響していきます。

人がこの二つの真逆な環境を行き来しながら 
身心のバランスをうまく取り、社会がうまく
循環していけばいいなと感じ始めています。