お金と時間は人生の希少資源

わたしは「ちきりん」さんの本やブログや
ツイッターについて 何度も触れています。

ちきりんさんの考え方を取り入れたら 
高齢者の入り口に立つわたしも歳を
取ることが怖くなくなり、過去に執着しないで
今この瞬間を生きていたいという思いが
強くなってきました。

つい最近出版された 「自分の時間を取り戻そう」
を早速読みました。図や表が多いというので、
kindleのPaper Whiteでは見にくいので 
今回は紙の本を選びました。




読んで今回もストンと落ちました。

「忙しい、忙しい」と言っている人への忠告です。

人生の希少資源であるお金と時間を自分が納得する
こと(もの)に投入しているかどうか いつも
意識しましょうということです。

たとえば、
学校教育はお金と時間をかけた結果の見返りが
少なすぎます。 「ゼロよりいい」程度で
ほとんどの人が満足しているけど、よ〜く
考えたようほがいいよと。

我が家も娘を当然のように16年間も学校に
通わせたわけですが、今考えてみてみると よくも 
あんな非効率的なことを続けられたものと思います。

また高齢者になりつつあるわたしですが、今特別
スポーツジムのようなところに行っていません。

一時通っていましたが、往復の時間のもったいなさ、
生産性があると思えないしそれほど楽しいとも
感じない、ほんとにこれをしないと高齢時代を
乗り切れないのか?など疑問に思いはじめ、
思い切ってやめました。

日常生活の中で身体を動かせばいいのでは?と
考え、外ではできるだけ階段を使い、自転車を
やめて歩き中心にし、骨に負荷をかけることが
必要ということで、少々重いものも持つようにして
います。普段は運転もほとんどしません。

朝、家族を送り出した後のラジオ体操や
ストレッチも欠かせません。

でも人によっては インストラクターのアドバイス
必要、人と知り合いになれる、一人でいるとなかなか
動かないなどの理由で スポーツクラブを選ぶことも
あるでしょう。 

それは人がどこに価値を置くかによって決まってくる
ので、どちらが正しいということはありません。

自分でその価値を決めるのです。

いかに自分が価値を置いているものに時間や
お金を投入できるのか、そのためには他のことは
外注しても切り捨ててもかまわないと思って
決断することが大事です。

子育てと仕事でアタフタしているお母さんや
お父さん。何もかもひとりでしようと思っては
いませんか?

家事を外注したり、ネットで買い物したり
掃除ロボットを利用したりして その分
子どもとのお楽しみに回してみたら?など
具体的な例も挙げています。

他にも事例がたくさん書かれています。

専業主婦のわたしですが、日ごろの行動を見直して
無駄なところを排除し、さらに自分のやりたい
ことに希少資源を使っていきたいと思うように
なりました。

ある人にとっては毎日の食事を外食にしたり
お惣菜を買ったり、献立の決まった材料を
届けてもらったりして 大切な時間を確保する
かもしれません。

でもわたしにとって料理作りは楽しみです。
素材が別の形のものに変わる過程はかけがえの
ないものです。

だから外食や出来合いのお惣菜を増やすことは
考えられないけど 買い物に費やす時間は
かなりのものなので、この辺をもう少し
工夫する余地ありだと考えています。

今仕事をしている人たちへ。

生産性を高める工夫をして 違う市場で買って
もらえるような人材になりましょうと言っています。

くれぐれも今いる職場がすべとと思わないように。

それに気づいた人たちが新しい時代を 力強く、
楽しく生き抜いていけるということなのです。

マスコミに報道されているような「忙しすぎて
疲れ切ってる人たちや生きるのが大変な人たち」が 
もっと生活を見直し、生産性を高め、自分の時間を
取り戻していけば 住みやすい社会になっていく
とこの本では伝えています。

法律で規制してもらうという発想ではなく、
ひとりひとりが意識を変え、工夫するという
考え方に変われば 世の中を積極的に変える
ことができるということです。