我が家の夫は現在66歳、若い頃と全く変わらずに会社員として働いています。
趣味は特別なく、ビジネスの話だと会話が弾みます。私は専業主婦(もはや死語!?)ですが、そういう話が大好き、すごく興味深く聞きます。
先日ユニクロの柳井社長がお二人の研究者に100億円!という私財を寄付されたというニュースがありました。
アメリカ的だなあと思います。 世の中を俯瞰して、目星をつけたところに投資する。
究極に贅沢なお金の使い方ですね。
柳井社長の功績は格安の衣服を世界中に広めたことだと夫は言います。
昨年夫と二人でフランスを旅行した時、街中で明らかにホームレスと思われる
中年女性がユニクロのダウンをさりげなく着ていました。自身で買ったものなのか
寄付されたものなのかわかりませんが、映画に出てくるような典型的なホームレスの
みすぼらしさは感じませんでした。
そこがユニクロのすごいところ。ユニクロ恐るべしと感じました。
着なくなった衣服をリサイクルするシステムも確立しています。NGOや教会を
通して困窮している人たちに行き渡るようにしたのもすごいです。
また価格を徹底的に下げたことも大きな功績だと言います。
当時フリースが大人気。誰にでも手が届く商品となりました。
しかしフリースが大ブレークした後、急激にイメージが下がりました。誰もが
同じものを着ていることに消費者は嫌気がさしたのでしょう。その後また回復、
今では品質のよい格安の製品として世界中で愛されています。
そしてエアリズム、ヒートテック・・・上着だけでなく、下着でも勝負したので、
イメージ回復に繋がったのかもしれません。人目に触れないところならば、
人とかぶってるかどうかなど関係ない、ただ着心地さえよければokと。
夫曰く、よく練られたビジネス戦略だそうで・・・
私もいろいろお世話になっているから、これからも心地よい下着を作り出していって
ほしいです。
世の中を変えた実業家さんたち・・・
流通システムを変えたダイエーの中内功さん、クロネコやまとの小倉正男さん、
チェーンレストランのシステムを確立したロイヤルホストの江頭匡一さん、
リクルートの江副浩正さん・・・などなど晩年は悲しい結果になってもその
功績は素晴らしい、世の中を大きく変えたのだから、と夫はことあるごとに言います。
アフター・コロナ・・・仕事やライフスタイルが大きく変わっていきそうです。
これからも世の中を大きく変えていく、たくさんの事業家たちが現れてくるでしょう。
★追記
6月30日(火)
感染症とガンの研究に寄付をした・・・
将来ユニクロは医薬部門も率いてるかも?
夫はそんな簡単にはならないだろうと言いますが、私は近いうちに衣料品から大きく変化していきそうな気がしてきました。