明治座での昼の部の公演を観に行ってきました。
*筋書もポスターも変更前のまま使われています。
(夜の部は中村隼人さん)
今月18日の出来事の後、昼の部を一回中止しただけで
代役をすぐ決め、公演を続けています。
代役の市川團子さん、まだ19歳だというのに、
平知盛の置かれた状況を充分理解した上での迫真の演技を
していました。
きっと猿之助さんは團子さんを跡継ぎと意識して
育てていたのだと思います。
近い将来、市川團子さんは歌舞伎界を背負って立つ一人となり、
多くの観客を呼べる役者になっていくと確信しました。
最後の宙乗りの場面では、歌舞伎界を揺るがした出来事と
平家の末路とが重なって、2倍3倍の迫力を感じました。
たとえ時間はかかっても、猿之助さんには歌舞伎役者として
戻ってきてほしいです。難しいかな。
なぜあのような出来事が起こってしまったのか、
原因を充分に探って、新たな猿之助さんの登場に期待します。
お客さんは高齢の方が多いですね。私もそのうちの一人(;'∀')
いろいろな年代の人たちが観るようになると
さらに盛り上がるような気がします。
市川團子さんはじめ、若い世代の役者さんたちの活躍を
是非とも期待したいです。
今日のように、あれ?これってミュージカル?、時には宝塚歌劇?と
錯覚してしまう歌舞伎も面白い。
当日券を買う人もいて、ほぼ満席状態でした。
皮肉にも今回のできごとが宣伝になっているのかもしれません。
変化していく歌舞伎界、盛り上がっていってほしいです。