戦争を想う暑い夏 5

早くも今日は8月の最終日。
今月は戦争について少し読んだので 考えたことを
まとめてみました。

まずルールを作る側にはかなわないということ。

降伏宣言だけでなく 降伏文書の調印をしなければ戦争を
終えたことにならないのだそうだ。

日本はそのことを知らなかったために(ホント?!)調印を
長引かせてしまい、ソ連による満州の侵攻を止めることが
できませんでした。
ドイツは降伏2日後にはさっさと調印をしています。

参考までにポツダム宣言受諾についての話し合いから
降伏文書の調印までの経過を下記*印に書きました。

日本は終戦近くのソ連の行動をまさかと思っていたらしい。
改めて欧米恐るべし。

確かにTPPもあちら側のルールに追随している感じ。

戦時中日本圧勝とマスコミが盛り上げ、国民は大いに
喜んだ。でもその時が一番怖い。
落ち着いて、冷静に。 思考停止にならないように。

そう言えば8年前の総選挙の時の盛り上がり方もすごかった。
これも同じかも。 冷静に、冷静に。

吐き気を催すほど多くの人を犠牲にした戦争。
もう少し早く降伏しておけば・・・とは素人が考えることか。
始めるのは簡単だけど、終結させるのは大変なのだそうだ。

原発はやめるのが難しいというのも同じこと?

戦後たまたま日本は 富の分配を可能にした。
こんなにぼこぼこにされて(して) とてつもない犠牲者を
出さなければ実現できないことだったのか。

今また貧富の格差が拡がりつつあるというけど
破壊じゃなくて、自分たちの工夫と努力で
何とかその拡がりを止めることはできないのかな。

戦争はほんの一握りの人たちだけに利益をもたらすもの。
戦争を起こせば 将来必ずブーメランのように
戻ってくることを自覚しないと。

今も世界のどこかで戦争をしているけど、本当に必要?

右でも左でもなく 過去に起きたこと、今起きていることを
少しでも知っていたいと思うようになりました。未来のために。


*広島原爆投下から降伏文書の調印までの流れ

1945年8月
6日午前8時115分  広島に原子爆弾投下される
9日午前0時過ぎ   中立条約を破棄したソ連が予定を早めて満州に侵攻する
9日午前10時39分 最高戦争指導会議の会議にて降伏の条件を検討する
9日午前11時2分  長崎に原子爆弾投下される
9日午後11時過ぎ  御前会議 一条件のみの受け入れで降伏を決定
10日午前      中立国スイス、スウェーデン駐日公使へその旨を知らせる
12日夜       連合国側から回答
13日        回答に不満の日本は上層部で意見が分かれ再び会議を開く
14日        天皇、軍部と政府のトップによる会議にて天皇が決定を下す
14日午後11時    再度連合国へ届ける
15日        終戦の玉音放送

9月
2日         アメリカ戦艦ミズーリ号上で降伏文書の調印