「孤立」 と 「自立」 どっちを選ぶか

世界のパワーバランスが変わりつつある今、
政府にしっかり舵を切ってもらわないと 
日本も大きな渦に飲み込まれてしまいそうです。

著者はロシアに長く住み、ロシアから国際情勢を
発信し続けている 北野幸伯さんの新刊書です。

とぼけた表紙・・・


日本に国外追放されたプーチン大統領が日本の矢部首相に
これからの日本はどうするべきかをアドバイスするという
フィクションの形をとって解説しています。

日本とロシアは全く違うけど 1990年代に属国化していた
あのロシアを自立に導いたプーチン
日本が自立するにはどうしたらよいかプーチンから学ぼう
という趣旨です。


*絶対戦っちゃダメだよ
 先の戦争は大国すべてを敵に回してしまったから起きたもの
 まさに世界で「孤立」した状態だった


*「自立」に必要なもの
  食糧の自立  食を見直そう 
  著書の中で ”給食で死ぬ!!”(コスモトゥーワン社発行)という
  本が紹介されています。確かに食は大切。
  
  
  

  エネルギーの自立
  資源がないと立場は弱い。国内の新たな資源を探ろう

  自立するにはこの2つは必須

*”ニュークリア・シェアリング”という方法
  

*歴史修正をしてはいけないよ
 戦後生まれのわたしでも 戦争の理不尽さに腹が立ってきます
 しかし負けた戦より、次の戦に勝つ方法を考えようと言っています

 恨みや妬みなどマイナス感情を持つと思考が停止して
 前に進めなくなるのは個人も国家も一緒。
 そのエネルギーをよりよい将来のために使いましょう

 (以下本文から引用)
 「”おじいさん、あなたの名誉を回復します”というのも大事だが、
  ”おじいさん、負けてくやしかったでしょう? 次は必ず勝ちますから”
  と言って進むことだ」
 「”キレイごと”だけでは、国は守れないのだ。 ぜひ、これまでの
  世界と自国の歴史から真実を学び、大局からものごとを見て、
  国際世論の動向に注意を払い、この国を守ることだ」
 (本文からの引用終わり)

  ”孤立” は命取り。 破滅を意味するのです。