人々の暮らしをどう変えるのか・・・スコットランド独立のゆくえ

昨晩23日の10時からNHK BS1で放送された
「激動スコットランド 〜イギリスからの独立 投票の行方〜」を見ました。

300年間イギリスの一部であるスコットランド
来月18日に独立の是非を問う住民投票が実施されます。

現在賛成、反対共に40%強でやや反対が優勢です。

一般的にはスコットランド内では貧しい人たちが
賛成、富裕層が反対で、賛成・反対それぞれの
活動家たちが投票日まで票を集めようと集会を
開いています。

主な焦点になっているひとつに スコットランドにある
イギリスが唯一保有する核兵器搭載潜水艦の母港があります。

この機会に非核化しようとする賛成派と
軍基地のある街はその存在によって経済が廻っている、
核は抑止力になる、核を持っていれば大国と対等でいられると
いう理由による反対派との2つに分かれます。

また現在就職先がないため 独立を機に新たな雇用が
生まれることを期待する若者と イギリスからの福祉の
恩恵で暮らしているので独立したら心配だという
母親との間で意見が分かれる場合もあります。

スコッチウィスキーで富を築いた高齢の男性は
「金持ちは経済の本質をわかっているが、貧困層
なんとなくという気分で独立賛成になっている」
というコメントがあった。

確かに特別な確証もなく ”変化が起きればその先に夢がある”
という幻想を抱いているだけなのかもしれません。

各人それぞれの立場での思いがあって揺れ動く
イギリスからの分離独立。

通貨はポンドからユーロになる?

歴史的な動きの中で経済の流れや人々の暮らしが
どう変わっていくのでしょうか。

住民投票で賛成が上回れば 2016年3月に
新国家が誕生します。

8月27日(水)17:00〜17:49までNHK BS1で再放送があります。