コーヒーについて学じゃおう   〜 UCCコーヒー博物館(神戸) 〜

今はコーヒーの第3の波(サードウェーブコーヒー)だそうで、
豆の産地や農園、それにふさわしい焙煎法を用いるなど
益々多様化してきています。

日本には元々コ−ヒーにこだわる喫茶店が多くあるけど、
その形がさらに変化していきそうです。




一袋ごとに生産国と農園が書かれている 一杯分ごとの
ドリップ用のUCCコーヒー。 後ろの本型のパッケージに
入っていました。 いただいたものです^^




神戸にあるUCCコーヒー博物館」に行ってきました。


UCCコーヒー博物館」のサイトはこちらです
http://www.ucc.co.jp/museum/



コーヒー博物館の正面。イスラム教のモスクをイメージしているそうです。
イスラム圏の生産国が多いから?

神戸ポートライナー「南公園」駅西口出口を右に曲がってすぐの歩道橋を降ります。
ブルーのUCC本社の手前の建物です。



それでは受付を通って館内に入ります。


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コーヒー豆ができるまでの成長過程です。
実がさくらんぼに似ているので、”コーヒーチェリー”とも呼ばれています。




      
ローストによって応用の仕方が違います。 
種類はもっとありますが、代表的なものにこんなのがあります。

(写真左)     ミディアムロースト アメリカン、一般用
(左から2枚目)  シティロースト 一般ドリップコーヒーからエスプレッソまで
                  幅広く応用されます
(左から3枚目)  フレンチロースト 濃い黒で欧州で使わることが多い。
                   ウインナコーヒー、カフェオレなど
                   日本ではアイスコーヒーに
(一番右)     イタリアンロースト 真黒に近く、焦げ臭も強い 
                    エスプレッソ用



   
UCCの製品サンプル。
懐かしいもの、お馴染みのもの、いろいろです





実 → 生豆 → 焙煎された豆の重さの変化
1本の木から40杯分しか採れないんですね。

植え付けから生豆を取り、選別して、各国に運ばれて、
厳しい管理の下保存され、焙煎され、各店舗に運ばれ・・・過程は膨大。

産地としては世界の1/3を生産するブラジルをトップに、グアテマラコスタリカ
コロンビアなどの中米、アフリカのエチオピアタンザニア、アジアでは
インドネシアベトナムが中心です。

意外だったのは 現在生産国としてベトナムが世界第2位だそうです。



豆の形をした椅子のある休憩所
コーヒーに関するグッズがいろいろ置かれています



      
館内の様子

(写真一番右)コーヒー関連のCDも展示されていて、聞きたい時はボタンを
押せば流れてきます♪  懐かしい西田佐知子の”コーヒールンバ”や
フリオ・イグレシャスの”コーヒールンバ”、AKBの曲もありました。


コーヒーは10世紀以前のこと、エチオピアで発見されました。
時を経て今では世界中で飲まれていますが、エチオピアはさすがにお膝元。 
日本の茶道のようにコーヒーセレモニーがあるそうです。 

エチオピアを旅する機会があれば 是非ともエチオピア式を
試飲してみたい・・・^^;



UCCカフェ」


1階入り口にあります。
コーヒーもアレンジコーヒーもとても種類が多く、また淹れ方も
選べます。コーヒー好きにはたまりません。

わたしが注文したのはベレテ・ゲラ地区の ”エチオピア”コーヒー。

説明書きには 「赤ワインやレーズンの風味とマンダリンオレンジの
ような熟した酸味、マンゴーのようなさわやかな甘みを持ったオリジン」
とあります。 まるでワインのよう。
実際こんなにイメージを膨らませることができれば コーヒーも
もっともっと楽しめそうです^^;

店内も落ち着いた いい空間です。
たった一杯のコーヒーのためでも わざわざ訪れる価値ありです。



たまたま(?)来館者の多くがアジア系の旅行者(だと推測)でした。
きっと国内より海外に対して宣伝されてるんでしょう。

また焙煎の体験コーナーが一日一回行われています。
予約が必要だそうで わたしはまた次の機会に・・・


他にコーヒーの効用やコーヒー関連のエピソードや歴史などまだまだ
書きたいことがたくさんありますが、キリがないのでこの辺で。


最後にひとつだけ。

コーヒーは脱臭効果(特にアンモニア臭に)があるので、
抽出カスをよく乾かして目の細かい布袋に入れ 冷蔵庫や
下駄箱に入れておくといいそうです。

また水気を含んだほうがより効果が高いので、水気を切ってお皿に入れ、
赤ちゃんの使用済みのおむつや介護現場で使うといいようです。

ただし、水を含むとカビやすいのでご注意を・・・