超高齢になった時

年齢的にわたしのまわりには90歳前後になる親御さんたちの
介護をしている人たちがたくさんいます。

もう何が大変かって言うと、介護する側がいいと思ったことを
いいと思っていれなくて、全然問題解決にならないのです。

晩年のわたしの両親(特に母)もそうでした。

超高齢者は大抵の場合 すでに過去しか存在しないから
会話が楽しくなくなって 家族にストレスが溜まってきます。

介護する側とされる側とは完全に平行線をたどるので、
辛い状況は延々と続きます。

福祉のプロに相談したり、ディサービスのようなものを
利用したりして工夫はしますが、それでも家族の大変さは変わりません。

元気な今、自分が超高齢に向かって何をするべきかを
よく考えます。

まずは年々急降下で衰えていく体力を維持する。

家事をめんどうがらず まめにする。

過去でなく将来に目を向ける。

世の中の価値観はどんどん変わっているから いろんなものを
読んで、聞いて 古くなったものは頭の中から捨てていく。

興味を外に向ける。

お年寄りは過去に生きるものだと決めつけたくない。
次の世代がまた同じ辛さ、悲しさを味わうことになってしまうから。

将来ある者たちの足を引っ張りたくない。
一緒にいる時は楽しい話をしていたい。

ごく稀なことかもしれないけれど、
生き生きと過ごしている超高齢者を見習いたいと思う。

できるだけ最期まで 「今を生きる」 ことを心がけよう。

自分の歳から先は未知の世界。 どうなることやら。