料理の本を眺めながら、人が集まったら
こんなの作りたいな、冷蔵庫に残る野菜で
どんな風に料理しようかなと妄想するのが
好きです。
最近幸せな気分に浸れる料理の本を
知り合いからもらいました。
石見銀山に旅行した折に見つけた
とのことです。
「他郷阿部家の暮らしとレシピ」
- 作者: 松場登美
- 出版社/メーカー: 家の光協会
- 発売日: 2013/12/24
- メディア: 単行本
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著者である松場登美氏はかつて江戸時代に石見銀山の
お役人であった阿部清兵衛の家に少しずつ手を加え
現在宿泊施設として経営されている方です。
地元で採れた食材を丁寧に料理したものを提供します。
そのレシピがたくさん紹介されています。
その中のひとつ「山椒風味のラタトゥイユ」を
作ってみました。ラタトゥイユに入れる
野菜を鍋に入れ、まずはニンニクで香りづけ、
次に水は入れずに実山椒と塩だけの味付けで煮込みます。
シンプルな味で美味しかったです。温かいうちに
食するのがいいですね。こちらのレシピどおり
トマトは入れませんでした。
他にもこんな感じのオリジナリティーの溢れるレシピ満載です。
「東慶寺 季(とき)の味」
以前この中のレシピ「蕎麦寿司」を作って
このブログで紹介したことがあります。
今の季節に良い料理です。
こちらはその時のサイトです。
http://d.hatena.ne.jp/baikamo77/20140715/p1
著者の井上米輝子氏は東慶寺のご住職様の奥様です。
やはり身近で採れた野菜をふんだんに使った料理が
たくさん掲載されています。
お料理だけでなくお庭の四季折々の木々や花などの
写真もほっとさせてくれます。
眺めていると幸せな気分に浸れるこの2冊の本で
共通していることは 四季をとても大事にすると
いうことです。 今では忘れがちな ”旬”を
充分意識して作られた料理ばかりです。
とても忙しいこの時代、コンビニやスーパーのお惣菜を
利用するのももちろん悪くないのですが、たまには
こんな本を眺めながら いつか作ってみようと思うだけでも
価値があると思います。