日本国内のお金の流れが変わっていく ~世代間で助け合うという考え方~

社会派ブロガーの「ちきりん」さんが発信するSNS

15年近く読んだり、聞いたりしています。

 

 

世の中の変化にマッチした考え方、アイデアを提供してくれるので、

お陰様で私の頭の中はそのたびにバージョンアップができている感じがします。

 

最近めっきり減ったちきりんさんのブログ、とても盛んなツイッターやvoicy、その他、

発信範囲が広いです。

 

先日2022年11月17日の「VOICY」をあらためて聞いてみました。

 

タイトルは、

「将来のマネープランに必須な社会経済状況の

変化と対策」です。

 

プレミアムの回なので、もしプレミアム会員でなければ、聞きたいときは

バックナンバーを購入する必要があります。

 

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膨らむ高齢者の年金と医療に係る費用を若い世代が支えるのでなく、

同じ世代間で支えるような仕組みに 政府はすでに取り組み始めています。

 

そう聞いて、これはびっくりするほど大きな変化だと思いました。

 

裕福な高齢者から税金や医療費を高く取り、高齢者同士で

分配するという仕組みです。

 

これで若い世代は重かった高齢者を支えることから解放されます。

 

ところが大きな問題をはらんでいるのです。

 

現在45~56歳の間の人たちの非正規、無職の割合が

高く、その世代が高齢者になった時には財源が非常に厳しくなっていきます。

 

世代間で助け合う社会になってると、その世代の比較的余裕のある

中間層が助ける側になるので、税金が高くなっていきます。

 

結果、中間層と言われる人たちの生活までもが苦しくなって

いくのです。あと数十年したら、そこそこ余裕のある人たちが

苦しくなっていく時代に突入していきます。

 

それを前提に人生設計を組み立てていかないと

働けなくなった時に取り返しのつかないことになってしまいます。

 

人生で大きな出費は4つ。

家、 教育費、 老後の生活費、 一般的な生活費

 

●家のローンは慎重に。長期返済はとても危険です。

そして、ローン返済だけでなく、購入後定期的に必要になる

家やマンションのメンテ費用も考えて買いましょう。

 

●教育費はお金をかければ切りがない。

今は動画その他で無料、あるいは安く語学や歴史など学べるので、

大いに活用しましょう。勉強する気のないのにお金かけても無駄です。

たくましい子どもに育てましょう。

 

●50歳までにいやいややっている仕事を変える。

いくら高給でも嫌な仕事だったらさっぱり捨てる。

そして60歳、70歳まで働けるような形にしておくことが

大切です。

 

●それには健康に気を付けなければいけません。

歯のチェック、身体のトレーニング、食べ物・・・

忙しいです。健康を害するとお金がかかってきます。

その頃は高額になり、簡単に医療にお世話になれない状況になっていそうなので。

 

また専業主婦控除を廃止して、子育てしている家族に

その分をまわしましょうと提案しています。

 

私が最後の60代を終わろうとしている今、時代は

変わったなあとつくづく思います。

 

次世代の人たちはパートナーとあるいは一人でもじっくり

将来を考え、実行していかないとダメです。

 

私たちの世代はある意味呑気な時代でした。体力もなく、収入も少なければ

国や自治体が何とかしてくれたのですから。

 

なので今はもう私たち高齢者も甘えは許されません。精いっぱい体力維持をして、

少しでも病院や福祉に頼らないよう努力していかなければといけません。

 

頑張ってもダメになったその時は、お願いできる社会であって

ほしいですが。

 

こう考えると将来を思って「節約」が頭をよぎるけど、若い世代の人たちは

必要な物や事に対しては投資が必要ですね。

 

親御さん自身にも子どもにも正しく投資して、将来の稼ぎに繋げていくことが必須のようです。