先日1月31日(日)午後9時から NHK総合で
放送された 子育てママたちの葛藤について
(タイトルは忘れました)科学的に分析した
番組をやっていました。
新生児の夜泣きも ママの出産後のイライラも
幼児の ”いやいや期” もママを悩ます
大きな原因となっています。
番組では科学的にそれは本能的なものだから
それほど悩むことではなく 受け入れればいいと
いうことでした。
ママが出産後 訳わからず 周囲に当たり散らして
しまうのは、人間は元々は共同で子どもを育てる
ようにできているのに 一人で抱えるしかない
状況に置かれているからだとか。
本来は誰かに気兼ねなく 子どもをちょっと預けて
用事をすませに出かけて行く。
マダガスカル(だったか?)の奥地に住む 原始的生活を
送っている ある部族を調査した京大の先生が出した答えでした。
そう、核家族になって 子どもとがちで対峙しなければ
いけない状況はママにとってとても不安なことなのです。
当時を振り返ると わたしもそうだったけ。
子どもに対してこんな接し方でいいのだろうか、
間違っているんじゃないだろうかと自信喪失してました。
家族制度が崩壊した日本、そう簡単に昔には
戻れません。 ではどうしたらママたちが安心して
子育てできるようになるのでしょうか。
子どもやママたちの置かれた状況を 社会全体で
理解し、共有しましょうと提案していました。
公共の場でぐずっている赤ちゃんに迷惑かけると
気兼ねしているお母さんを寛容に見守ってあげたいものです。
昔に比べると物理的にはとても楽になっている現代。
一方では情報過多で翻弄されるママたち。
子育ては昔も今も大変だなと 街で子育て中の
親子たちを見て そう思います。
「よく頑張ってるね、お母さん、お父さん」
と心の中でつぶやきます。
気軽に預けたり、相談に乗ったり、逆に 子どもが
危険なことや過剰に迷惑なことをしていたら
赤の他人であってもちゃんと叱れるような 社会。
そして叱ってくれたら 親御さんも ”ありがとう”
と言えれば それですむはずなんですが。
子どもは社会の宝物。 みんなで育てていくものだ
という意識が拡がることが 家族制度崩壊後の新しい
良き社会の形になっていくのかもと思い始めています。
・・・・続く