頭の中の古くなったファイルを入れ替える

今週は考えさせられることがいっぱいです。

昨日夫が 「今日読んだ ”「努力」についてまわる
高度経済成長期の呪い”というブログの記事は
なるほどと思った」と言った。


こちらのブログです
http://d.hatena.ne.jp/p_shirokuma/20140219/p1

この記事はわたしも偶然読んでいました。

戦後ほぼゼロからスタートした時代は 人は
努力すれば ほとんど誰でも報われました。

今はどうでしょう。

世の名には物が溢れ、ほぼ満たされた社会では
ちょっとの努力では 報われることができなく
なっているのです。

わたしたち世代以上は戦後の貧しい社会つまりゼロから
スタートしたわけだから どんなことをやっても
報われたと体感しやすい時代だっただけなのです。

厳しい言い方をすれば 簡単に成功できたということです。

経済が高度成長していた時代の人たちは それを自覚しないと
いけません。そこに気づかないままだと ”おまえたちは
努力が足りないから報われないんだ” と責め、
若い世代のやる気をそぐことになってしまうでしょう。 


時代によって価値範疇が違ってくるという意識を持つこと。
そして頭の中のファイルを入れ替える。

時代の変化を感じ 納得したら、頭の中のファイルをすっかり
入れ替えるなり、保留にして別ファイルに置いておくなり、
大事な記録として隅に残しておくなり 生きている限り
そういう作業をし続けることが必要だと思います。