月一の歌舞伎鑑賞、夜の部を観に行ってきました。今月は特に話題がいっぱいです。
「鶴寿千歳(かくじゅせんさい)」
令和に改元されて初めての歌舞伎公演のため演じられました。この演目は昭和天皇即位をお祝いして作られた作品です。40分と比較的短い、宮中での華やかな舞です。
「絵本牛若丸」
丑之助君が牛若丸に扮しての初舞台です。菊五郎さん、吉右衛門さん両方のお爺様、お父さんの菊之助たちとの共演です。
京都の鞍馬寺から弁慶と共に平泉に向かう牛若丸を可愛らしく演じていました。やはり子役はこの先の成長が楽しみです。
客席にはお祖母様の富司純子さんの姿が見えました。おしゃれした小さな子供たちもたくさん来ていました。きっとお友達なんでしょう。
「京鹿の子娘道成寺(きょうかのこむすめどうじょうじ)
菊之助さん演じる白拍子花子の優美で華麗なる舞踊。舞台の上で素早く何度も着替え、それはそれは鮮やかです。最後は清姫の亡霊として恨みつのった蛇に変身して幕となります。
「蘇我もよう侠御所染」(そがもようたてしのごしょぞめ」
歌舞伎の演目は難しくてなかなか読めません。こちらも難し過ぎ・・・”もよう”の漢字は変換できず・・・
ひとりの遊女を巡って2人の男が対決します。
松也さんと彦三郎さんとの長いセリフでの掛け合い、見応えありました。
最後は答えを不明にしての幕引きです。
ひとくちメモ
客席に入るところに当日のスケジュール表がこのように貼り出されています。
来月は三谷幸喜さん作の作品を鑑賞します。注目の猿之助さんがエカテリーナを演じるので楽しみですが・・・まだ違和感のある新作舞台ですが、やがては歌舞伎の歴史に残っていくのでしょうか。