昨日、歌舞伎座の7月大歌舞伎昼の部の公演を観てきました。
昼の部は「菊宴月白浪(きくのえんつきのしらなみ)」です。
主役の斧定九朗(後の暁星五郎)役の中車さんの宙乗りを含む演技、
そして猿之助さんの代役として「金〇のかおる」(〇は漢字変換できず(;'∀'))
役の中村壱太郎さんをこれからチェック・チェックです。
中車さんの演技、存在感ありました(意外といっては申し訳ないけど)
やっぱりお父さまの猿翁さんの影響は大きいね。
現代の歌舞伎界の美男子たちは顔がちっちゃくて足も長い。
昔ながらの歌舞伎役者とは違うような気がします。
でも中車さんは従来の歌舞伎役者そのもの姿です。力強さがありました。
最後の場面の大凧の宙乗りも迫力あります。
猿之助さんに負けないかも・・・
さて、わたしが最近気になっている中村壱太郎さん。
32歳という若さなのに現実離れしているほどの女性特有のなよなよ感がとてもよく表現されています。
いろんな経験をして女性を知り尽くしているのかぁ。
歌舞伎役者として血筋もいいし。
小さい時から先輩たちのお稽古を眺めてたんでしょうねぇ。
今でもたくさんのお稽古を続けているはず。
役者さんたちのリアルな人生との絡みを想像しながら
舞台を観るとまた楽しみが倍増します。
今揺れている歌舞伎界だけど、若手は確実に育っているし、
日本の伝統芸能のひとつとして廃れることはないと確信しました。
若手の人たち頑張ってと祈ります。
猿之助さんはしっかり罪を償って、再起する日がくることを
願うばかりです。