変化している図書館

知り合いが九州旅行をした際に 武雄図書館に
寄ってきたという。 新しい形の図書館だったとのことで、
今ではほとんど図書館を利用していないわたしですが、
他の図書館も変わってきているのかもと思い、
図書館関連の本を読んでみることにしました。

年中無休で元日も人が訪れる葛飾区立中央図書館
24時間貸出可能な長野県の川村文化センター図書館
仕事や暮らしで困ったことがある時に相談できる図書館。

またプロサッカーリーグのチームのほとんどが
地元図書館と連携していて、関連情報を提供しています。

大阪の図書館では恋人と出会えるかもしれない図書コン
なるものが実施されたとか。

さらに東京都武蔵野市の「武蔵野プレイス」、東京の
千代田図書館」、長野県の小布施町の「まちとしょテラソ」、
米粉ベーカリーレシピ本を貸出はじめた「鳥取県立図書館」、
(ビジネス支援の他に生活相談解決に取り組んでいます)、
北海道北東部の「雄武町図書館」、「岡山県立図書館」、
神奈川県立図書館」、佐賀県の「伊万里図書館」と
武雄市図書館」、埼玉県の「飯能市立図書館」、
島根県沖合60キロにある離島の「海士町中央図書館」など
ユニークな運営方法が個別に詳しく説明されています。

2003年に施行された指定管理者制度によって 施設の
管理、運営を民間企業やNPO法人に代行させることが
できるというもので、それ以降 民間が協力する図書館が
増えてきています。

一方、民間企業を入れなくても 独自の運営をしている
図書館もあり いろいろです。

インターネットの時代、図書館も日本全国の図書館と
繋がって ビジネスや生活関連、災害関連はもちろん
自分が知りたいと思う情報を集積することができる
場所になっているようです。


ただの「無料貸本屋」から脱皮しはじめている図書館。
しかし現場で働く人たちに そのしわ寄せがきていることなど
課題も多く残されていると著者は言います。

洒落たカフェも併設されているところもあり、
旅のついでにその土地の図書館によって 時代の
変化を感じるのもまた楽しいかもしれません。