最近は本やサイトで若い世代の人たちの話を
よく読むようになりました。
今回は国際コラムニスト(wikiさんより)加藤嘉一さんと
社会学の専門家(でしょうか・・・)の古市憲寿さんの
対談本を読みました。(世の中の職業の変化についていけて
ないので わたしにはどう書いたらよいのかわからないのです)
話題は語学について、日本の報道について、中国事情、
どうやって文章を作るかについて、自分自身の管理の仕方
などなど多方面にわたっています。
海外に出て日本について気づいた点で 面白いと思ったのは、
*日本みたいに高等教育を母語で受けられるのも、母語だけで
出世できるのも世界的に数少ないということ。
多くの国は高校あるいは大学になると 母語でなく英語(仏語
などの場合もありますね)での授業になるそうです。
これは日本にとって有利なのか、不利なのか・・・・
留学生たちは苦労しているでしょうけど、
わたしは母語は絶対維持すべきだと思ってます。
日本語が消えるということは 子孫が日本の歴史を
知ることができなくなり、国がなくなってしまうことを
意味するし、母語ゆえに持つ意識や考え方も一緒に
消えていってしまうというのが理由のひとつです。
*日本のホテルや空港、公共施設での職員の過剰なまでの
丁寧さを本当に海外の人たちが求めているのだろうか。
求めていないのでは? 働く人たち、頑張り過ぎなのでは?
でも丁寧さこそが日本なんだとも言えるので、それを
世界基準にしたらどうなるんだろうか。
「消費者に優しく」なのか、「労働者に優しく」なのか・・・・
古市氏は海外に住んで日本の文化の素晴らしさに
目覚めなかったそうです。
一方加藤氏はその逆で 現地で日本を馬鹿にされたり、
軍国主義の国だと歪んで理解されたりしていることを知り、
日本を正しく理解してもらおうと思うようになったと言います。
ついこの間までこのような発言はあまり聞かれなかったように
思う。 社会がここまで来ると ちゃんと若い世代が
動くようになっているんだなと感じます。
またプライベート(衣食住)についても語っています。
お二人ともユニークで今らしいです。
古市氏の一人の時の食事はチョコというのも、また加藤氏の
旅行には着古したものを着ていき、現地で新しいものを買って
不要なものはさっさと捨ててしまうので 洋服が溜まらない
というのも合理的です。
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