家族の中の誰かが何かを決定した時、
本人以外の家族がそれを認め、応援して
あげるとよい結果が生まれることが多い
気がします。
ある知り合いの娘さんは大学卒業後
東京である仕事に就きました。
難しい試験に合格しなければその仕事に就けないし、
続けていれば将来 立派なキャリアとして生かせるのに
2年(くらい)できっぱり辞めて、遠く離れた
地方で働く青年と恋愛し、結婚しました。
娘さんは嫁ぎ先で 新たな仕事を見つけ、
今では夫婦で協力し合って 働きながら
子どもを育てています。
そんな選択をした女性に 知り合いの
周囲の人たちは (誰でもできるというわけ
ではない仕事を簡単に捨ててしまって)
「もったいない」「理解できない」と
残念がっていたそうです。
でも知り合いは 「今まで縁もゆかりも
なかった土地に娘が嫁ぎ、その土地の特産品を
送ってくれたり、訪ねることができたりして
とても世界が広がった」と言います。
これを聞いた時、何ていい捉え方をしている
のだろうと感心したものです。
人生の選択肢を増やしたのは 本人だけでなく、
家族もです。
自分の責任で選んだ道を 周囲の者たちが
黙って応援してあげると 家族皆幸せになって
さらにのびのび前に進んでいくことが
できるのだと思います。
都会とは違う暮らしを手にした娘さん、多忙ながらも
とてもエンジョイしているようです。