本来、卵は貴重品

私が子どもの頃、卵はとても貴重品で
病気見舞いやお土産にいただいたりしました。

もみ殻に大事に入っていましたね。

でもその後大量消費時代が到来し、バナナ同様卵も
価格が大きく下がりました。

安いことは私たち庶民にとってありがたいことですが、
逆に卵を産む鶏には大きな負担となってきます。

狭いケージの中で身動きできない状態で
生涯毎日産み続けなければいけないのです。

先日、関連記事を読みました。
http://news.livedoor.com/article/detail/14277567/

世界的にケージ飼いが禁止される方向に向かっているのに
日本は出遅れているということです。

私は気にはなりつつも、高価な卵は避けていましたが、
この記事を読んで あらためて考えさせられました。

昨日スーパーをはしごして卵の種類を確かめてみました。
値段は1個25円くらいから70〜100円くらいまでと
幅があります。

高価な卵のパッケージにはよい自然環境の中でよい餌を
与えられていると謳っているものがほとんどです。
よい自然環境の中といったって ケージ小屋に
入れられているかもしれません。これって人間側が
安心する情報。 鶏にとってはどうなの?

私が買いたいと思うのは「平飼い」のもの。
鶏が自由に動きまわれる環境で暮らしているかどうか。

狭くて苦しくて呻き声を出す鶏が産んだ卵を
食するのは残酷すぎます。

これからは少々値段が高くても「平飼い」にこだわります。
食べる数を減らせばよいのです。

そう、実は昔も今も卵は貴重品なんです。

「平飼い」と書かれていても、実際見ているわけでないので
信じるほかないのですが。

そう考えると肉も魚も過剰な消費というのは
動物に負担をかけているということです。

最近は肉の食べ放題のお店を通ると 
牛のうめき声が聞こえてきて、切なくなります。
私はあまり肉が好きでなくてよかった・・・

人間がたくさん食べればそれに比例して 動物に
負担がかかってくることを 私たちは気づかなければ
いけない時期にきています。

食することに感謝して、適量をいただくよう
意識しながら料理しなくては。