今、わたしたち夫婦は67歳同志です。
夫は以前と変わらず会社員として毎日電車で
1時半ほどかけて会社に行っています。
なので、昔から変わらないままの生活です。
夫は60歳であらたに十数名の小さな貿易会社に
勤め始め、今に至っています。
社員は20歳代から80歳代まで幅広いです。
夫は仕事中心の生活なので、家での話題も
どうしても仕事の話になることが多いです。
20歳代の若者からは最新のパソコン情報を
教えてもらうそうで、社員同士の連絡も新しい形になったと言っています。
「若い子たちは僕たちとは違う方法で情報を取っている。
きっと新しいメディアがたくさん生まれているのでしょう。
一方夫は長年培ってきた貿易業務を得意としています。
互いに不足しているところを教え合い、補いながら
仕事を上手く進めていっているようです。
また80歳すぎた方もここ数年はパソコン
を使いこなしていて、連絡もスムーズに
なってきたそうです。
夫は「80歳過ぎてるあの人は、僕の希望の星だ。
いくつになっても向上心を持っていたい」と話しています。
私たちが50歳後半の頃、定年退職したら
一緒に畑したり、長めの旅行したりと漠然とした
イメージを私は持っていました。
でもそれは覆されました。
貿易業務は毎日がトラブル続き。
あ~、品物が届かないとのメールが入ったなどという
嘆きを週に何度きくことか。
そのたびに本人はきりきりしてますが、
仕事自体が楽しいので、苦も乗り越えられるのだと
思います。
というわけで私は相変わらず、平日はマイペースで
家事と自分の好きなことをして過ごしています。
すでに高齢者の域に入っているので、
ある日突然、身体が壊れるかもしれません。
それは覚悟しています。
仕事という社会貢献をぎりぎりまで続けられれば
幸せなことです。
60歳で今の会社に転職した時、自分は世の中に逆らって
いつまで年金をもらわずに働いていられるか
試したいと言っていた夫ですが、もちろん
いざとなったら年金が頼りです。
(今の制度では70歳まで延長できます)
明日のことはわからない人生。
それでも日々、精いっぱい過ごしていきたいです。